ウィンチ取替え&ジブシートガイド取り付け他
全日本でいろいろ課題が出た箇所を整備する為ハーバーに行った。
薄曇の暑くも寒くもなく、整備するには丁度いい天気だった。
まず、問題のドグハウスのスターボーサイドのウィンチを取り替える。
このウィンチは主にジブハリやスピンハリで使う使用頻度の多いウィンチである。時にはスピンのクランクにも使う。
取り外した問題のウィンチがこれ。
カーボンフレームで超軽量だが、なにせ耐久性が乏しい上にウィンチハンドルが入れ難い。
強風時に酷使すると稼動部分が熱で膨張するせいか動きが渋くなってしまい、そのまま使い続けると最後には動かなくなってしまう。
これではダメだと取り替えることにした。
ちょうど以前の艇についていたものが手元にあった。
これが入れ替えたウィンチ。シングルスピードだが我々のクラスではこれで充分。
クロームフレームで重量は増したが耐久性と信頼性は飛躍的に向上したはずだ。
左右でウィンチが違ってしまったがポートサイドはメインハリヤードの上げ下ろしだけなのでレース中は使わない。とりあえずはこのままで不都合はないはずである。
来年には両方ともHarkenのアルミフレーム製に交換する。
次にジブシートのウィンチ噛みを防ぐ為のガイドを取り付けた。
強風時に急いでジブシートをテーリングするとウィンチにジブシートが噛んでしまう事がある。こうなると解くのが大変になる。それを防ぐ為のものである。
ジブシートが入ってくる側にアイを左右取り付け、ショックコードで塩ビパイプを渡す。こうする事によりジブシートが常に下に押さえられ、ウィンチの下側から巻けてシート噛みを防げる。
左右で違わないように同じ間隔で作る。
ついでにフォアガイのリードを変更する。今まではツィーカーと並べてポートデッキ上にリードしていたが、これだと急いでいる時には間違ってしまうし、ピットがやりづらい。
ターンブロックを何箇所かに取り付け、直接ドグハウス上にリードしてピットが直ぐ操作できるようにした。
バウマンも足元が広くなり動きやすくなる。
他にもいろいろ整備したのでまる一日かかった結構大変な作業であったが、これでクルーが使いやすくなってくれれば苦労の甲斐がある。何はともあれ常に使うクルー達が喜んでくれるのが一番である。
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by teamstella | 2009-09-27 18:11