ディンギーレース「東京港レガッタ」at若洲

東京都ヨット連盟の強化合宿所になっている「若洲ヨット訓練所」で、34回続く伝統の「東京港ヨットレガッタ」に出場した。
18年ぶりにディンギーに乗るというのに、その日はどうも体調が優れなかった。頭が痛いのだ。前日に江ノ島でビールを飲みすぎたのかもしれない。嫌な予感がする。
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「レーザーを用意するからレースに出ませんか。スナイプのワールドチャンピオンのあの甲斐幸さんも参加します」
と、お誘いを受けたので、(まぁお遊びだからいいか)と軽い気持ちで承諾の返事をした。
ところがハーバーに着いて用意されたレーザーを確認すると、なんとセイルが格段に小さいラジアルリグではないか。『レーザーを用意します』と言われ、すっかりスタンダードリグと思い込んでしまったのである。迂闊だった。
当日は1~2.5m/s程度の風しか吹いてない。ヤードスティックというハンディキャップを使い、多艇種で競うレースでは、レーザーラジアルだとそれこそ原付で250ccクラスのオートバイと戦うようなもの。
配艇係りの人に「スタンダードリグのレーザーはありませんか」と聞くと「何ですかそれは?」と問い返される始末。説明しても見たこともないと、にべもない。レーザーは派手なセイルのラジアルリグしかないと思っている。
「じゃぁシーホッパーはありませんか」と言うと、シーホッパーも、レーザーラジアルリグと同じようなSRしかない。SRだったら昔、当時のSR全日本チャンピオンの橋本小百合と共に、舵誌に特集記事を書いたことがある。少しは乗りこなせる。
ところがシーホッパーSRも全部レースに参加するので貸せない、とつれない返事。
仕方なく、乗ったことのないレーザーラジアルで出場する事になった。

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この船、余りに酷かった。
写真ではなんともなさそうに見えるが、ハルのあちらこちらに修復のパテ盛の跡があり、しかも治し方が雑で修復部分の整形は一切してない。セイルはぼろぼろ。バテンポケットなどは破れて今にもバテンが飛び出しそう。マストのつなぎ目に当たる部分などは穴が空いてる。さらにセンターボードもラダーもエッジが欠けて凸凹状態。ラダーのダウンロープも、ティラーについているクリートのリベットが抜けてしまい止められない。
極めつけはドレンプラグのゴムが劣化してコクピット内があっという間に海水で満たされてしまう。その為にレース中は足で蹴って排水したり、両手で汲み出しながら乗らなければならなかった。
艤装を手伝ってもらった運営役員のレーザー江ノ島フリートの武藤氏も、ほんとにこれで出るの?っていう顔をしてた。
(まぁ遊びだから)と自分自身に言い聞かせて、持参したメインシートやGPSメーター、コンピューコースを設置した。
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レースは悲惨だった。
スタートは3レース全て第一線からジャストスタート。いいのはここまでで3レースともスタート直後、スナイプやFJに追突された。それはそうだろう、スタートしても全く加速しないのだから。
風は最大で2.5m。平均で1m~1.5m。これでは70kg近くの大人がラジアルリグに乗れば容易には加速しない。
スタートラインには動かない事を利用して一線に難なく留まっていられる。反応の早い艇にしたら邪魔でしょうがないはず。だから追突しそうになるのも理解できる。
しかしながらである。ぶつけて来たのはみんな若洲の所属艇。いくら自分の船ではないといっても、もう少し大事に扱ってほしいし、ぶつかる判断も、かわす操船技術も身に付けてほしい。
用意されたレーザーが修復だらけというのが分かったような気がした。
そうそう、ぶつけて来たスナイプの一艇がロシア人のコンビ。この艇には二度もぶつけられた。二度目はさすがに中指を立てようとしたが国際紛争になるといけないのでやめた。
このコンビ、表彰式ではしっかり7位に入っていた。
FJもぶつけてきた2艇のうちの一艇は6位に入っている。もちろん高校生ではトップ。ところがぶつけた艇全てが罰則未実施のまま。
謝りと言えば唯一、ロシア人コンビの変なイントネーションの「スイマ~~~~セン」の一言だけ。
FJの高校生に至っては、追突の事態に慌てふためきながら「切れてました!切れてました!」と訳のわからないことを叫び、自分達には非がないと言わんばかり。追突しといて「切れてました」もないもんである。選手権だったら一発失格です。
成績はやはり自艇を持ち込んだ甲斐さんが優勝。ちなみに1・2・3位は全て自艇を持ち込んでレースに挑んだ艇。4位にはTYC同僚艇のイーグル1世の中村さんが若洲所属のスナイプで出場、見事入賞しました。流石です。
僕はといえば23艇中14位。全く散々でした。
ディンギーは自分の手足のように動かせて初めてレースが出来る。レンタルボードでレースをしよう、ましてあわよくば勝とうなんて不届きな下心を持った事が、悲惨な結果を招いた元凶。
猛省である
いやぁ~それにしても疲労も倍加。神様から天罰を食らった18年ぶりのディンギーレースでした。

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by teamstella | 2009-06-01 04:19