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ウィンチ取替え&ジブシートガイド取り付け他

全日本でいろいろ課題が出た箇所を整備する為ハーバーに行った。
薄曇の暑くも寒くもなく、整備するには丁度いい天気だった。
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まず、問題のドグハウスのスターボーサイドのウィンチを取り替える。
このウィンチは主にジブハリやスピンハリで使う使用頻度の多いウィンチである。時にはスピンのクランクにも使う。
取り外した問題のウィンチがこれ。
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カーボンフレームで超軽量だが、なにせ耐久性が乏しい上にウィンチハンドルが入れ難い。
強風時に酷使すると稼動部分が熱で膨張するせいか動きが渋くなってしまい、そのまま使い続けると最後には動かなくなってしまう。
これではダメだと取り替えることにした。
ちょうど以前の艇についていたものが手元にあった。

これが入れ替えたウィンチ。シングルスピードだが我々のクラスではこれで充分。
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クロームフレームで重量は増したが耐久性と信頼性は飛躍的に向上したはずだ。
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左右でウィンチが違ってしまったがポートサイドはメインハリヤードの上げ下ろしだけなのでレース中は使わない。とりあえずはこのままで不都合はないはずである。
来年には両方ともHarkenのアルミフレーム製に交換する。
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次にジブシートのウィンチ噛みを防ぐ為のガイドを取り付けた。
強風時に急いでジブシートをテーリングするとウィンチにジブシートが噛んでしまう事がある。こうなると解くのが大変になる。それを防ぐ為のものである。
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ジブシートが入ってくる側にアイを左右取り付け、ショックコードで塩ビパイプを渡す。こうする事によりジブシートが常に下に押さえられ、ウィンチの下側から巻けてシート噛みを防げる。
左右で違わないように同じ間隔で作る。
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ついでにフォアガイのリードを変更する。今まではツィーカーと並べてポートデッキ上にリードしていたが、これだと急いでいる時には間違ってしまうし、ピットがやりづらい。
ターンブロックを何箇所かに取り付け、直接ドグハウス上にリードしてピットが直ぐ操作できるようにした。
バウマンも足元が広くなり動きやすくなる。

他にもいろいろ整備したのでまる一日かかった結構大変な作業であったが、これでクルーが使いやすくなってくれれば苦労の甲斐がある。何はともあれ常に使うクルー達が喜んでくれるのが一番である。

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by teamstella | 2009-09-27 18:11

閑話休題・「Stella」の意味

「Stella」の意味をよく聞かれます。

一般的には女性の名前の代名詞といわれています。
ラテン語が語源でイタリア語で「恒星」を意味する単語です。発音は「ステッラ」と言うのが正しいのでしょうか。日本では普通に「ステラ」と発音します。
ただしイタリア北部のリグーリア州にある町(コムーネと呼ぶそうです)「Stella」をさす場合は正確に「ステッラ」と呼ばなくてはならないそうです。
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我々の「Stella」は本当はこのあとに「maris」とつきます。つまり「海の星」という意味です。
「海の上で常に輝く星であり、安全に導く星でありたい」と願って付けました。
だからスピンもイタリアンカラーにしてあるのです。

かといってイタリア語は全く話せませんし、イタリアの伊達男のように格好良くもありません。

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by teamstella | 2009-09-25 06:16

stella 全日本オールスターズメンバーの紹介

ミニトン・スモールボート全日本選手権を一緒に戦い抜いたメンバーを紹介する。

まずはM氏。レギュラークルーのYが初のお子さんの誕生で来れなかった為、乗っていただく事になった。
パッと見は西洋人に見えるが紛れもない日本人。10月にシーボニアで行われる「ジャパンカップ」に出場する「CONSTELLATION」(N/M39)のオーナー。TYCのメンバーでもある。

ジブ&スピントリマー&タクティシャンなどクルーワークを全て受け持って貰った。
この人がいなかったら超強風下でのスピンアップは無理だったかもしれない。
ステラはトライスルなど持ってない。その為、超強風下ではスピン帆走を諦めていた。仮に揚げてもハンドリングが難しくブローチングし易くなるからだ。また、そんな状態で揚げてもシュートが手間取るに決まってる。
今回M氏から、超強風下での取り込みのコツを教示いただき無事に揚げる事ができた。

さすが大型艇に乗っているだけのことはあって連係プレーは秀でている。タクティクスに関しても非常にクレバーな判断をする。
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次にピットサブを担当したチーちゃん。TYC同僚艇の「イーグルⅠ世」のメインクルーである。
江ノ島へは観戦で来たのだが、15m/sの強風で乗ることになってしまった不運な人。
実に的確にさりげなく補助に入るお姉さん的存在。
バウマンのTは気づいてないかもしれないが、この人のおかげで数え切れないほど助けられている。
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バウマンのT。今回M氏に乗ってもらったことでずいぶん鍛えられた。これで恐らく一皮剥けるだろう。しかし相変わらず作業中の腰が高い。しかも度々GPSメーターにぶつかり転がしてしまう。リードがなかったら3個は海に消えてる。最後には「こんなところにつけてるのが悪い」と言い出した。
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そしてピットのO。熟考タイプだが今回はゆっくり考えていられなかったはず。それでもそんなに外すことがなかった。ただ、どうしても一度頭の中で整理してからでないと動かない。素早い動きを要求される場合はこの辺が課題だ。スピンランの時はM氏の命令でクランカーにつかされ、ウィンチを回し続けてた。
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初日に行われたウェルカムパーティーで全員が集合しての挨拶。マイクを持ってニタニタしているのがスキッパーのIです。Oが珍しく笑ってない。緊張しているのだろうか。Tのサンダル履きが気になる。M氏は本当に外人に見える。5人の中では一番背の低いチーちゃんが一番足が長く見える。僕らが短すぎるのだろうか。。。
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実はこの他にももう一人、この写真を撮っている人間が同行してる。
いつか紹介する。

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by teamstella | 2009-09-24 10:57

ミニトン・スモールボート全日本選手権 二日目 第3・4・5レース

■第三レース

本部船は昨日走錨して帰ってしまった30ftのヨット。今日はアンカーを二本打ちして、しかも大きなサイズに変更して万全の体制。

風は昨日より強い位である。しかし午後に向けて落ちてくる予報。風速はあるが昨日に比べて明らかに腰が弱い。
この際No1ジェノアで行こうと決定。他艇は昨日と同じままのNo3セット。

スタートはちょっとでもヘッドセイルに風を孕ませるとすっ飛んで行ってしまうので慎重にゆっくり出て行く。
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スタートしてみるとそれでも明らかにオーバーパワー。
やはりギッコンバッタンの繰り返し。
やっとの思いでフィニュッシュするが初めてビリになってしまった。

全員死力を尽くしてヘトヘト。
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■第四レース

やっと少し風が落ち始めてきた。それでもブローで優に10m/sは超える。
このレース、前レースで疲れ切ってしまって、どのようにスタートしたのかよく覚えてない。
うろ覚えでは出遅れてしまった記憶がある。
確かビリで上マークを回ったような気がする。
それでもフリーでよく滑って挽回した。
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結局、このレース定位置の4位だった。
風が落ちてくれることを祈るばかりである。

■第五レース

祈りが通じたのだろうか。風が落ちて5m/s~7m/sぐらいの順風域になってきた。
こうなったらセイルがばっちり合ってくる。

スタートもきっちり決めて、このシリーズ初めての一上トップ回航
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絶対このままダントツでフィニュッシュして憂さを晴らそうと頑張ってスピンも咲かせた。
前には誰もいない。遠くに本部船が見えるだけである。このまま順調に進むかと思われた。
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ところが、下マークまであと少しという所で風がパタリと止んでしまった。後からは「PEANUTS」が20艇身ぐらい離れて追ってきていた。
我々は南から風が入ってくると読んで沖出しに。「PEANUTS」は逆に岸に寄せて行った。

暫く漂っていると岸側からブローが入り、スルスルと「PEANUTS」が行ってしまう。
我々のところに届いた時にはもう手遅れ。はるか前を「PEANUTS」が下マークを回航していく。
コース変更になり2上はほぼ一本になった。こうなってしまっては抜かしようがない。
そのままフィニュッシュ。2位に落ちてしまった。

終わってみればいいところはここだけだった。クラブレースでは絶対に経験できない超強風下でのレース。
一時も気を抜くことが出来なかったがいいスキルになった。さすが全日本の戦いだ。

5レースで戦った総合の結果は4位で終わった。たらればを言うと悔しさだけが残るが、第五レースのトップをキープしてれば3位に入賞してた。
無念さを胸に秘めクルー共々今後も精進しよう。



翌日の最終日に行われた「江ノ島・三崎オフショアレース」は全艇時間内にフィニュッシュ出来ずノーレースになってしまいました。

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by teamstella | 2009-09-23 13:11

ミニトン・スモールボート全日本選手権第2レース&デスマストの写真

■第二レース

風は全く落ちない。とてもじゃないがNo1ジェノアじゃぁ帆走れない。ビハインド覚悟でストームジブにする。
しかしこのストームジブ、標準についているダクロンセイルである。ローアスペクトでどう調整してもトリムが出来ない。
本当に単に布がついていると言うだけの代物。レースでは全く使えないのである。
それでもこれしかないのだから使わざる得ない。
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強風の中何とかセイルチェンジは出来たのだが、悪いことにスタート直前にラダーに藻がついてしまった。ティラーに変な振動があってすぐにわかった。
大急ぎで先に取っ手の付いた棒で取り払ったが、スタートには間に合わず最後尾になってしまった。

こういう場合の常套手段で直ぐにタックを返し一艇だけポートで右海面を進む。
確かにギッコンバッタンはなくなった。しかし全く角度が取れない。まさにメインだけで走っている感じだ。それでもコースが当たったせいか先行集団に追いついた。

上マーク手前で準優勝の「チェントロ」とのタッキングマッチ。このときは抑えられたが、最終的には抜かれてしまう。
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それでもフリーではスピンを張ってなんとか先頭集団にかじりついていく。
結局、第一レースと同じ4位でのフィニュッシュ。
本日のレースはこれで終了である。

ハーバーに戻ると痛々しい2艇が桟橋に舫ってあった。

上、3分の1が折れてしまった「隼」
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殆どマストがなくなってしまった「バーバリアン」。
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今回不幸中の幸いだったことは2艇とも乗員に一切の怪我がなかったことである。と同時にアクシデントに素早い対応が出来ていた。流石に全日本に出場するだけの兵である。
それにしても「バーバリアン」のこのデスマストの姿、なぜか妙に自然なのは船型がクラシックだからだろうか。違和感が全くない。

続く。。。。

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by teamstella | 2009-09-22 10:57

ミニトン・スモールボート全日本選手権初日 第1レース&デスマスト

■ミニトン・スモールボート全日本選手権が行われる江の島ヨットハーバーには、台風14号の影響で朝から10m/s以上の強風が吹いていた。
しかし海面は北東の風のせいか比較的フラット。

艤装中の各艇。左奥から「バーバリアン」「万天」「隼」「ステラ」の順。
「バーバリアン」と「万天」のマストがかなりプリベンドさせているのが分かる。それに比べて「隼」のマストは真っ直ぐだ。
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タフなレースになるなと思いながら艤装をしていたら、瞬間風速が14m/sを超えたために江の島ヨットハーバーは出港禁止に。出艇中のヨットは全艇帰還しろとのアナウンス。
どうなるのかと思ったら、クルーザーは艇長の自主判断だということで決行とします、とレース委員会から伝達。
インスペクションと艇長会議を終え出港する。

富士山がくっきり見える。湘南では富士山がくっきり見えると強風が吹くので気をつけろと言われている。
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●海況

レース海面に着くと、やはりかなりのうねりが入っている。2~3mの周期の大きい台風独特のうねりだ。それよりも何よりも風が凄い。スプレーで全身ずぶ濡れになってしまう。

本部船、運営船も集まり、コースの設定を始めるが本部船がなかなか決まらない。強風でアンカーが効かないのだ。何度打ち直してもすぐに走錨してしまう。
結局2時間近くも強風の中待たされてしまう。 
最後には本部船を小さなモーターボートに替えて何とかラインができる。

その間に同じ東京湾の「隼」と走り合わせをした。
どんなトリムで帆走るのかと、直ぐ下側の「隼」を見ていたら、突然「バッキ!」という聞き慣れない音と共に上部のセイルが消えた。
「デスマスト」の瞬間だ。

今までも何度かデスマストは見たことがあるが波にたたかれたとか、ジャイブしたとかの何かアクションを起こしたときに発生してた。
ただ単に帆走っていただけなのに折れるという事は見たことがない。それだけ風が強いということなのだろうか。
デスマストで一番怖いのは乗員の怪我とセイルの破断である。
さすがに「隼」のリカバリーは手馴れたものである。セイルが傷つかないように、直ぐにブームと折れたマストをライフラインに括り付け、デスマストで降ろせなくなったセイルのケアをする。

「隼」の艇長のS氏は外洋の過酷なレースを幾多も経験していて全く慌てる様子もない。
ただ「隼」は20ftしかない、ミニトンの中でも最小クラス。しかも完全なレース艇でフリーボードも低い。セールが無いので、うねりの中に入ってしまうと全く見えなくなってしまう。運営のゴムボートがついてハーバーまで戻っていった。

これで今回一番の優勝候補が消えてしまう。代わりにTCCが一番低い宮川フィッシャリーナの「バーバリアン」が俄然有利になってきた。

風向は60度。風は優に12m/sは常に吹いている。ブローで15m/sオーバー。
我々のクラブのTYCレースでは絶対に行わない強風だ。そのためにステラではジェノアはNo1しか積んでない。というか持っていない。あるのは規則で定められているストームだけ。
周りの艇をみるとヘッドセイルはほとんどがNo3。中にはメインにワンポンを入れている艇もいる。
仕方がないので、とりあえずメインにフラッターを入れ、ヘビージェノアをセットする。

■第一レース


やっと2時近くになって第一レースがスタート。

スタートは飛び出しができた。それでも強風大好きな僕でもさすがにこの風はきつい。ウェザーが強く、オーバーヒールばかりでリーウェーが激しく、まともに帆走れない。

写真はスタート後、暫くしてから右海面に向かうためタックを返したところ。何故だか海面は穏やかに見える。
向こうに同じポートに返している、優勝した琵琶湖の「万天」が見える。我々以外の4艇はNo3をセットしているのが分かる。
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何とか4位で上マークを回る。
10艇身近く離れて「バーバリアン」が着いて来ている。

スピンを揚げようかどうしようか悩んだが、スピンを揚げている先行艇とのスピード差を考えるとそんなに違いがない。僕等はスピンをやめて角度をつけてジブ・メインだけで行こうと言うことになった。

「バーバリアン」はスピンを揚げた。
その時である。さっき聞いたのと同じような異様な音が後ろから聞こえた。
思わず振り返ると「バーバリアン」の信じられない姿がそこにあった。
在るべきものがそこには無く、その姿はまるで小さな煙突のついたぽんぽん船。

なんと「バーバリアン」もデスマストしたのだ。下側1m近くを残して真っ二つに折れている。
残ったマストが小さな煙突のように見えた。
乗員4人は呆然としたまま身動きひとつしないでジーと折れたマストを見ている。
あまりの出来事に現実が受け入れられないのだろうか。

「バーバリアン」も優勝候補の一角であった。これで優勝候補2艇が消えてしまった。
たった7艇しかいないのに2艇がデスマストしてしまった。如何にこのレースが過酷だということを物語っている。
同時に各艇のレベルの高さがうかがい知れる。艇の限界を超えてまでも操船できる技術の証明でもある。
全日本選手権というレベルレースに相応しい。

結局第一レースは4位でフィニュッシュ。

ジェノアではとても帆走れない。ストームに替えようということになった。

続く。。。。


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by teamstella | 2009-09-22 06:23

これが船底秘密兵器&江ノ島とびっちょ

これがTが考えた、潜らなくても出来る船底掃除道具。長さは2mある。
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道理はこうだ。
このフェルトの生地をバウから沈め、船の両舷からこのフェルトをお互いに引っ張り合いながら徐々に後ろに下げていく。つまり擦りながら船底を綺麗にして行こうという方法だ。
最初はロープの途中に雑巾を巻きつけて、そのロープをお互いが引っ張りあいながら掃除しようという考えだった。それだとボトムに当たる面積が少ない。

だったらごみ等を取り込みやすいフェルトで作ったらどうだろうかと思いついた。これだとボトムに当たる面積も格段に広くなる。しかも柔軟性があるのでボトムに密着する。
生地を探すと日曜大工センターによくあるという。
早速、仕事を済ませというか午後から休んで、大型ショッピングモールに入っているDIYのお店に行く。
ちょうどいいのを見つけた。ついでに端にロープを通す為のハトメパンチも買う。

家に帰り直ぐに制作。フェルトは強度を保つ為三つ折にして、端をまつり縫いで留める。仕事柄縫合はお手のものである。直ぐに完成した。
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このハトメ部分にロープを通し、ループ状にちょうどいい長さに調節する。そしてそのループ状になったロープをお互い引っ張り合う。ロープを通す事でハトメがボトムにあたる事も防げる。
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これをバウから順々にキール前端までゴシゴシと擦って行く。キールまで来たら揚げて、次はスターン部分からキールの後端まで持ってきて、そこからラダーの位置までまた同じことを繰り返す。

こうすれば潜らなくても船底は綺麗になる。

キールとラダーは船底塗料を塗ってあるのでボトムさえ掃除が出来ればいい。完璧である。

思いついた昨日はTと二人で「俺たちは天才だ!」と叫びながら江ノ島の行列店「とびっちょ」で祝杯を挙げた。平日の夕方だからだろうか、並ばないでも入れた。運まで味方する。
シラスのかき揚にシラスのさつま揚げ。めちゃめちゃ美味しい!
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この他にもサザエのバター焼きも頼んだ。
いい加減お腹がいっぱいになってるのにTはまだ頼もうという。
今日はお祝いだから、この際名物の「シラス海鮮丼」も頼んじゃえという事で運ばれてきたのが写真のどんぶり。
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こんなの食べきれる訳がない。
案の定、かき混ぜるだけかき混ぜながら半分以上は残した。
Tは食べ切ったのだろうか、記憶がない。

お酒と満腹感の苦しさでフラフラになりながらやっと江ノ島駅にたどり着くと、Tがバーガーショップに立ち寄ろうという。
コーヒでも飲んで一休みしてから帰ればいいかと思ってオープンテラスに座ると、Tは「別腹だから」と女性のような言い訳をしながらティラミスを持って現れた。
頭もお腹も規格外だ。。。。。

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by teamstella | 2009-09-17 17:50

夢の島~江ノ島 回航。

ミニトン・スモールボート全日本選手権に向けクルーのTと江ノ島まで回航。
朝7時半に夢の島を出る。
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この荒川鉄橋をくぐると東京湾の始まりである。台風14号の影響がどの程度あるのか心配だったが全くの平水。
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葛西臨海公園の大観覧車
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夢の島公園の風車とも暫しのお別れ。
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東京灯標を過ぎると、羽田空港への飛行機の着陸がこんなにも近くに見える。
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この時点では江ノ島まで24マイルと表示されてる。経由地を入力しなかったので直線距離で計測している。実際にはこの倍以上の距離が残ってる。
7.4Kntの巡航速度だ。メインだけを揚げての機帆走である。
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順調に進み、約2時間で横浜ベイブリッジまで来た。
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ここで思いもよらぬ事がおきた。

そろそろ中の瀬航路の出口が見える頃なので、横浜方面に変針しようとしたらパイロット船が近づいてきた。
「すいませんが横浜方面には向かわないで中の瀬の方へそのままお進みください」
と拡声器で伝える。
見るととてつもなく大きなLNGタンカーがパイロットされてる。どうも横浜港に入港されるらしい。
Tはよく聞えてないのか「横浜方面へ向かえと言ってるよ」とトンチンカンな事を言っている。

仕方なくそのまま中の瀬の方へ進みながら巨大なLNG船に見とれていると直ぐ横に赤いブイが。
びっくりしてTに
「海図を見てくれ。これは中の瀬の航路ブイではないか」
と聞くと、海図を見ながら
「いや、位置的に見てこれは違うでしょう」
と簡単に言う。
そして
「僕はちょっとトイレ」
と言ってヘッドに入ってしまった。

しかしこれはどう見ても中の瀬の航路ブイ。慌ててLNG船の跡を追うが僅かに入ってしまったかもしれない。

すると全速力で保安庁の巡視船が近づいてきた。
ノコノコとTがすっきりした顔でヘッドから出てくる。
「おいT。さっきのブイは中の瀬のブイだったようだぞ。保安庁が追ってきたぞ」
と伝えると
「あれですか?」
なんだかもの珍しそうに保安庁の船を指差す。
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彼等は間違いなく望遠鏡で僕等を監視してるはずだ。
「何してるんだよ!そんな刺激するような事をするんじゃないよ」
と叱ると
「へぇ?僕指差しました?おぼえがないなぁ~」
お得意のオトボケである。

巡視船はそのまま僕等の横を警戒するように並走する。たぶんこの間に乗員の着装や艇の状況を見ているのだろう。
二人ともライジャを着けているし、デッキにはビールの缶とかは一切置いてない。「BAN」のステッカだってきちんと貼ってある。
すると突然
「ヨットのステラの船長さん、聞えたら手を上げてください」
と必要以上に大きな音量で呼びかける。
手を上げると
「先ほど中の瀬航路に僅かに進入しました。今後はこのような事がないように気をつけてください」
と伝えてきた。警告と取れるほどのものではなく、穏やかに注意をしている感じだ。
手を上げて
「分かりました」
と答えると、暫く着いて来たがそのうち中の瀬の方へ戻っていった。

Tはのんきなものである。自分が航路ブイを見誤ったのをすっかり忘れて
「いやですねぇ。あのなんともいやらしい並走の仕方。なんであんな威圧する雰囲気なんですかね」
まぁLNG船に促されたとはいえ、僕等が違反したことは間違いない。
もしこれが検挙ということになれば、危険回避の為の航路進入だと言う事をしっかり伝えるつもりであったがお咎めはなかった。以後は気をつけることにしよう。

その後は順調に進み、一番の難所の剣崎まで来た。
途端に強力なブローが来る。海面はウサギだらけ。
メインはフル帆。ほぼリーチングでかっ飛んだ。たまらない快感!
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あとでスピードメーターを確認すると、この時のスピードは12.7Kntを記録していた。
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あっという間に城ヶ島大橋をくぐり三崎漁港に入港。
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いよいよ、相模湾だ。こちらも意外なほど平水。
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途中、小網代にある、大会三日目に行われる「江ノ島・三崎レース」の折り返しブイを確認しながら順調に航行。3時には江ノ島に着いた。
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いよいよ土曜日から全日本が始まる。その前に潜って船底を掃除しなければならない。
しかし江ノ島に着いて潜れない事が分かった。
なんと赤い触手のクラゲがウジャウジャいるのである。猛毒の刺胞を持っている「アンドンクラゲ」、別名「電気クラゲ」である。道理で江ノ島には「DENKIKURAGE」という名前をつけたヨットがいるのだ。
それにしてもこんなに大量にいるのは初めて見た。これで潜ったらまさにピラニア状態。腫れるだけでは済まない。ショックを起こし生命に関わる事態になる。
さぁ困った。どうすればいいのだろう。。。。

Tがとてつもなくいいアイデアを思いついた。次回報告する。

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by teamstella | 2009-09-17 00:15

TYC第8戦


●日時:2009/09/13 10:45 スタート

●海面:東京湾ディズニーシー沖 上下5レグ(約3.5マイル)

●風向・風速:180° 2m/s~4m/s

■船底の様子

前々日に上架して船底磨きを依頼したところ、藤壺の小さいのがびっしり付着していたと報告があった。
マリンサービスのK氏から「よくこれでTBC出たね。こんな状態では全くスピードが出ないよ」と言われ、同時に「あれだけ船底を磨いたのに短期間でこれだけ藤壺が付着するとは予想外だな。一週間後の全日本の時にはレース前にもう一度潜らないとだめだね」と厳しい言葉。
まぁそれはそうでしょう。何せボトムに船底塗料は一切塗ってない。東京湾のような富栄養化が進んでいる海域では一週間持たないだろうと思っていた。
キールとラダーには船底塗料を塗ってある。こちらは全く綺麗だったという。

ボトムだけの掃除なら我々クラスの大きさなら比較的簡単に短時間で済む。
それでも、小さいながら付着した藤壺の除去は結構大変だったらしい。
レースシーズンが終わるまでは、まめに潜るしかなさそうである。クルーのTに活躍してもらうしかない。何せウェットスーツを持っている。
それなのにTは潜るのを嫌がる。理由を聞くと「海の中は怖い。何が生きているか分からないじゃないですか。ジョーズみたいのが現れて襲われるかもしれない」と真面目な顔をして言う。何度聞いても同じことを言う。本当にそう思っているのだ。これが40過ぎの男が言う言葉なんだろうか。

●TYC第8戦

今日はラムダセイルの五十嵐氏に来てもらいセイルの最終チェックをする。五十嵐氏は法政二高ヨット部のスナイプ乗りだった人。
法政二高ヨット部と言えば、今は無くなってしまったが名門中の名門。当時、最強と言われた高校ヨット部である。
卒業後も外洋レースや海外でのレースを豊富に経験している。何せあの「コンテッサⅡ」のクルーも努めていた。
チャイナシーレースも出たのであろうか。聞きそびれてしまった。

短パンポロシャツにぼさぼさの頭。潮焼けした声に、強い紫外線で色が抜け茶色くなった瞳。飄々として世捨て人のような面持ちは典型的なヨットマンである。

さて、レースのほうであるがフォアステイのテンションも調整し、マストのレーキも立てた。
Tが海に落としてしまったGPSスピードメーターもリードを付け、しっかりマストに装着して準備万端。

これがバウマンTの後姿。なんだか「姉さん座り」でヘッドセイルを捌いている仕草が女々しい。
何度も言うがTが落としてしまったGPSスピードメーターも新しいのがマストについている。
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当日の朝、レース海面に向うところ。この段階ではかなりガスっていて視界が悪い。

●スタート~1上

五十嵐氏にはジブトリとスピントリマーをお願いする。
スタートは若干下有利だったが、風が弱いので上側の空いているところから加速をつけて出ることにした。
まぁまぁのスタート。
暫くは一進一退を続ける。そのうち下振れしだしたので直ぐにタックを返す。南風なのに結構振れが激しい。丁寧に合わせながらマークに寄せていく。
この段階で「SESTA」(Y-30SⅡ)、「ベガⅢ」(OKAZAKI40.1)、「WIZ」(T301)、我々と順に回航し、この4艇が後続を大きく離しトップ争い。

●1上~1下

スピンホイストも事前の段取りどおり順調に揚がる。ほぼ20艇身以内に4艇がいる。後続とはかなり距離がある。
我々はひたすらプロパーコースを採る。ともかくマークに一直線である。
五十嵐氏は実に手際よくトリムをこなす。無駄なアクションや細かいトリムは一切しない。しかしながらスピンが全くつぶれない。ヘルムスも安心してコースを引ける。
下マークでは「SESTA」が20艇身ほど先に回り、それ以外の3艇は団子状態で回航。

1下~2上

「ベガⅢ」の下に入ってしまった「WIZ」が苦しくなって、即タックで左海面に向う。「WIZ」はこれが災いして大きく後退。
これで前にいるのは2艇のみ。

ともかく我々は振れに合わせ、細かく丁寧に刻んでいく。
僕はタックといったら待っている事ができない。「タック!」と言った次の瞬間にはもう舵を押している。「スタンバイタック!」などと悠長に待っていられない。
そんな僕の我侭な舵捌きに、五十嵐氏は実に素早くスムーズなリリース&テーリングで応える。

僕はついつい上る癖がある。五十嵐氏から「スピードで行きましょう!スピード重視」と激が飛ぶ。
僕は僕で「いや、ここは角度で行きましょう!角度で」と返すと、クルーのOが「艇長、ここはスピードで行きましょう!」と五十嵐氏に同調する。今までは「ヨットは上り角度が大事ですよ角度が」なんて言っていたのがである。

Tなどは調子に乗り「ほら!裏風入っているよ、裏風が!いつも上り過ぎるんだから!」などとバウから偉そうに言う。どっちが艇長だかわかりゃぁしない。五十嵐氏が乗っているのでいい格好を見せたいのだろう。
心の中で(黙ってブローを見てろ!このお調子もんが!!)と怒鳴りながら五十嵐氏がいるのでじっと我慢をしていた。
それでもともかく表裏のテルテールを綺麗に流すように心がけ前だけをみて帆走った。
上マークはほぼ「ベガⅢ」と同時に回航。二下へ向う。
トップは相変わらず「SESTA」。順調に飛ばしているが、それでも艇差は詰まり始めてる。

●2下~フィニュッシュ

「ベガⅢ」と艇差がつくことなく、僅差のまま下マークを回航するが、我々はインに入ることが出来、そのまま上り勝ちしていく。
途中、10艇身程差があった先頭の「SESTA」にも追いついた。風が振れて上下関係になった時には完全に僕らがトップに立った。
後はフィニュッシュに向けともかくスピードをつけ走り負けないようにするだけである。

フィニュッシュラインはアウター有利。スターボーを伸ばしレイラインで返し、ポートフィニュッシュで行くことにした。
ところがレイライン寸前で上振れしてしまい、上側にいた「SESTA」が有利になってしまう。

フィニュッシュは13秒遅れで負けてしまった。
しかし最初は30艇身近くて離れていた差をよく挽回して追いついた。

結果論ではあるが、先行した時に、上り重視で行けば僕らのキールラインに「SESTA」を入れられたはずである。そうすれば上振れしても抜かれることはなかった。
スピードを重視した為に落し気味になり、下先行という位置関係になった。この形だと風が上振れした場合は、上側にいた艇が俄然有利になる。
スピードを重視するとスピードに溺れてしまいタクティクスが疎かになる。怖い落とし穴である。
今後はフィニュッシュまで気を抜かず最後の最後まで慎重にレースを行いたい。

もちろん修正では問題なく1位。ステラではTYC初優勝だ。
せっかく来ていただいた五十嵐さんにも面目が立った。
これで全日本に向け弾みがつきそうだ。今週水曜日にTと江ノ島に向け回航する。

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by teamstella | 2009-09-14 12:06

これがクルーザーの沈 <動画>

面白い画像がyouTubeに出ていた。
Melges32が帆走中にあっという間に半沈してしまう。恐らくメインの開き具合から3枚張りのリーチング中の出来事。トリマーがジェネカーをパンピングした途端に一瞬で横倒しになる。
クルーの一人が完全に水の中に放り出されてしまう。
「Get hurry early!」と叫ぶスキッパーの焦った声に緊迫感がある。どこの国でも言う事は同じだなぁと変に感心してしまった。



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by teamstella | 2009-09-13 04:28