ミニトン・スモールボート全日本選手権第2レース&デスマストの写真
■第二レース
風は全く落ちない。とてもじゃないがNo1ジェノアじゃぁ帆走れない。ビハインド覚悟でストームジブにする。
しかしこのストームジブ、標準についているダクロンセイルである。ローアスペクトでどう調整してもトリムが出来ない。
本当に単に布がついていると言うだけの代物。レースでは全く使えないのである。
それでもこれしかないのだから使わざる得ない。
強風の中何とかセイルチェンジは出来たのだが、悪いことにスタート直前にラダーに藻がついてしまった。ティラーに変な振動があってすぐにわかった。
大急ぎで先に取っ手の付いた棒で取り払ったが、スタートには間に合わず最後尾になってしまった。
こういう場合の常套手段で直ぐにタックを返し一艇だけポートで右海面を進む。
確かにギッコンバッタンはなくなった。しかし全く角度が取れない。まさにメインだけで走っている感じだ。それでもコースが当たったせいか先行集団に追いついた。
上マーク手前で準優勝の「チェントロ」とのタッキングマッチ。このときは抑えられたが、最終的には抜かれてしまう。
それでもフリーではスピンを張ってなんとか先頭集団にかじりついていく。
結局、第一レースと同じ4位でのフィニュッシュ。
本日のレースはこれで終了である。
ハーバーに戻ると痛々しい2艇が桟橋に舫ってあった。
上、3分の1が折れてしまった「隼」
殆どマストがなくなってしまった「バーバリアン」。
今回不幸中の幸いだったことは2艇とも乗員に一切の怪我がなかったことである。と同時にアクシデントに素早い対応が出来ていた。流石に全日本に出場するだけの兵である。
それにしても「バーバリアン」のこのデスマストの姿、なぜか妙に自然なのは船型がクラシックだからだろうか。違和感が全くない。
続く。。。。
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by teamstella | 2009-09-22 10:57