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■DHYR レースレポート

4月29日に行われた、第一回の「東京湾スバルザダブルハンドレース」に参加した。
薄曇りの微~軽風のなか、73艇が参加してのビッグレース。
ステラⅢにとっては進水してから2度目のレースだ。新調したカーボンのガンポールの艤装もぎりぎり間に合った。
ペアを組むのは若手No1プロの本吉夏樹。

スタート~回航マーク

回航マークは約180°、7マイル沖に設定されている。
風向は90度、潮は「曳き」でかなり早い。回航マークまでは追い潮になる。スタートラインは270°→90°。スターボーではラインは切れない。
セオリーで行けばアウターが有利な事は判るが、ショートディスタンスレースでしかも軽風。潮はアウター側の千葉寄りのが強い。しかしブローは本部船側の東京寄りの方がありそうだ。どちら側も有利不利があり悩みどころである。

結局、話し合った結果、我々は千葉側を選択した。
スターティングプランは、1分前にイン海面からスターボーでアウターに向かい、ポートでスタートを切る艇をけん制しながらマークを巻き込むようにジャイブ。ジャストスタートを切る作戦に出る。
どの程度の時間を要するのか計りながら何度かシュミレーションをする。

いよいよスタートになったが、予想通りポートでマニューバリングしてきた、NorthSailの中村匠君が乗る「CAVOK」艇にジャイブルームを要求し、理想通りのスタートが切れた。
「Varoom Roadster」「CAVOK」「StellaⅢ」が綺麗に横一列で並ぶ。

1分後には一番有利な位置にいた我々が徐々に他艇を離し始めた。
直ぐにジェネカーの準備を始める。既にガンポールが飛び出ているのが判るだろうか。




ジェネカーをホイストしてからは、フリートを従えてトップを独走してたが、好事魔多し。
なんと揚げていたジャネカーのハリヤードにトラブルが起き、ジャネカーを一旦降ろさざるえない事態になってしまった。
残りのレグを考えたら、今修理した方がリクスは少ないと考えジェネカーダウンを決断した。
ところが、降ろした途端に風が弱まってしまい、これで一気に行き足を失ってしまう。後続に詰められるどころか10艇近くに抜かれてしまった。
再度揚げ直しても動き出すまで相当の時間がかり、先頭の「CAVOK」にかなり離されてしまう。

それでも最低限のビハンドに抑え何とか6番手で回航マークを通過できた。








回航マーク~フィニュッシュ

回航後はジブ帆で行くかジェノアを揚げるか悩んだが先行艇を見ると殆どジブ帆だったのでそのまま行く事にした。

風が南寄りの後ろに回り始めたところでジェノアを揚げたが、西に振れ戻ったりしてゲインが取れず、博打を打った千葉寄り選択も南のガストが入りし、スピン艇有利で万事休す。

結局10番手フィニュッシュの修正13位でダブルハンドは終えた。

東京湾初の本格的なダブルハンドヨットレース。これほどの充実感を味わうとは思ってもみなかった。
通常のレースと違い、二人だけの操船で戦わなければならないこの緊張感は、お互いに何物にも替え難い信頼感と絆を生む。

来年も必ず参加しよう。


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# by TeamStella | 2012-05-09 16:34 | Comments(0)

■何故なんだろう・・・

何故なんだろう。

日本人は人の悲しみにもっと慈愛があると思っていた。

余りに酷過ぎる。

ありとあらゆるヨットのサイトで、日本で一番のロングレースで起きた不幸な出来事を実名を取りあげて騒いでいる。

当事者の心中を慮ったらとても口に出せる事など出来ないはずだ。

いつ頃から日本人はこんな風になってしまったのだろう。

艇のオーナーは僕が委員を務めている団体の会長だ。会議の後には一緒によくお酒も飲んだ。艇にお邪魔した事もある。運営として、優勝したロングレースのフィニュッシュも取った。職業上の先輩、後輩でもある。
そんな間柄の僕でも、とても連絡をする気にはなれない。どう言葉を掛けていいかわからないからだ。

せいぜい僕が出来る事といえば、東京で待つ関係者に、発表されていない収容された病院を教えてあげる事が精一杯だった。一分でも一秒でも早く本人のところに駆けつけたいと願うのは痛いほどわかる。

救助された段階のバイタルデーターを知らせてもらった時、医療関係者としてそれがどういう意味を持つか覚悟をしていた。それでも一縷の望みを持って現場の医師達は蘇生を試みたと聞いた。ありとあらゆる手立てを行ったに違いない。それを知った時思わず涙腺が緩んだ。

いま遺族、関係者が一番望んでいるのはそっと見守っていて欲しいのだ。

本当に海の仲間の不幸という悲しみがあるなら静かに心の中で冥福を祈って欲しい。

あなた方は報道機関ではないのだから。

合掌。




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# by TeamStella | 2012-05-03 19:47 | 一般 | Comments(0)

■ダブルハンドに備えて

明日、明後日は雨模様なので晴れている今日、ステラの船底を磨いてきた。
先週、イベントで使うための臨検を取るので4日間浮かべていたらウォーターラインに沿って重油がビッシリこびり着いてしまったのだ。
この機会を逃したらダブルハンドまで全く手入れが出来ない。朝早くからハーバーに出掛けた。
乾舷までは磨くことが出来なかったがボトムは全てバフを掛け、ポリマーコーティングを施した。

常に滑走面になるセールドライブ付近は入念に仕上げる。ほんとにピカピカという表現が相応しい。

スターンもこの通り。ラダーが写り込んでいる。

フォールディングペラの間にもグリスをしっかり塗り込んできた。

黄ばんでしまったラダーブレードも一生懸命磨いたがこの程度が限界だった。

7時間かけて手入れしたが、たった一人ではこれが精いっぱい。それでもなんとなく精悍になった気がする。
最後にDHYRのキャンペーンバウステッカー「2020 日本にオリンピックを!」を貼り準備完了。


帰ろうとしたらNorthSailのN氏とばったり会った。日本を代表する若手のトップセイラーだ。
「あ!コ、コンチワァ~!!」
思わず
「なにしてるの?」
「いや、今日はダブルハンドの最後の練習です」
「ひょっとしたらC艇?」
同じクラスになるであろう優勝候補の一角だ。彼がその艇に乗るという話は聞いていた。
さらに尋ねると秘密兵器を装着して練習してたという。
「まさか今日ハーバーでお会いするとは思いませんでした。まずいところを見られてしまいました」
このハーバーは水曜が定休日だ。誰も来ないと思ったのだろうが僕は職業柄水曜日の休みが多い。
彼とペアを組むオーナーのS氏が何とも言えない表情で作り笑いをしていた。

みんな本気で勝ちに行こうとしてる。これはオチオチしていられない。



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# by TeamStella | 2012-04-25 19:49 | レース | Comments(0)

■TBC第二戦

TBC第二戦はステラのデビュー戦でしたが残念ながら満足のいく結果ではありませんでした。

ステラのような最近のスポーツボードの走らせ方と云うのは今までと考えを改めないといけないようです。

僕らはレースと云うと他艇との位置関係や上り角度、スピード等を複合的に考え、総合的に判断しながら前に出る云うのがセオリーでしたが、このボートではそれが通用しません。

ともかく他艇は一切無視して、ボートスピードだけに集中してトップスピードで走らせることが結局はパフォーマンスを最大限に発揮でき、結果として全艇の前を切れる事になるんだ、とウルマンセイルズの五十嵐さんから教えられました。
五十嵐さんも日本国内でこのタイプのスポーツボードで試行錯誤を繰り返していた時に行き詰まり、友人のオリンピック金メダリストを日本に招聘して一緒にレースに出て、その時に走らせ方を教えられたと言っていました。実際にレースでもこの走法で勝てたそうです。

つまり、いままでのタクティクスやストラトジーは無視しろと云う事です。そう云う意味では初心に帰って走らせ方を覚えなければなりません。









それにしてもレーティングがキツイ。2着で入ってもレース巧者が多いTBCでは6位に順位が下がってしまう。

★TeamStellaは艇を新たにしたことによりクルーメンバーを募集します。
主に東京湾を拠点にレース活動をしています。
StellaⅢにはセイルメーカーやプロセイラーも乗ります。セイラーとしてのスキルアップになる事は間違いありません。
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# by TeamStella | 2012-04-09 11:16 | レース | Comments(0)

■Stella3 初セイリング

2012年4月1日、StellaⅢを始めて海に浮かべる事が出来た。
午後から吹きあがる予報が出ていたので午前中にかけて初セイリングを行う。

風は3m/s~4m/sとテストセイリングをするには最高のコンディションだ。

その時の様子や帆走する姿を、シングルで出ていたNAONAO(First285)さんが写真に納めてくれた。

大変綺麗にグットタイミングでよく撮れるもんだと感心するぐらいの出来の良さである。しかもこれはNAONAOさん自身がシングルで帆走しながら撮ったもの。オートパイロットに任せていたにせよ揺れる船の上で凄いと思わざるえない。とても僕らにはマネが出来ない。

ところで初セイリングの感想だが、その形状からハンドリングのし難い船ではないかと杞憂していたが、実際は全く違って大変ニュートラルな性格の扱いやすいボートだった。

オーバーパワーになってもウェザーが強くなることもなく舵の重さは変わらない。軽く舵さえ保持していればまっすぐに進んでくれる。

3~4mの軽風の中、アップウィンドウのクローズホールドではなんとGPSの対地で7Knot~8Knot がコンスタントに出ていた。決して潮に乗ったとか波に押されて出たというスピード感ではない。
自慢ではないがレース歴は50年を超える。この風の中ではこれぐらいの対水スピードと云うのは自然に身体に叩き込まれている。
それが今まで経験したことが無いような、初めての感覚のスピード感を味わえたのである。

今後が楽しみな船になってきた。



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# by TeamStella | 2012-04-01 19:10 | レース | Comments(0)

■Stella3の化粧直し。

化粧直しと言っても再塗装や色替えではない。

StellaⅢの赤いハルは天日にさらし続けると直ぐに色褪せや水垢が付く。
3M製の中細の汚れ除去用コンパウンドと

超極細の仕上げ用コンパウンドでバフ掛けを行った。

バウ掛けを行う前の状態。

バフ掛け用のポリッシャーはプロ用の物を以前購入していた。これは重さが3kg近くあり、一日中支えられるものではない。
ジブハリヤードにブロック付け、そこへシートを通し片方にこのポリッシャーを、反対側に同じぐらいの重さのフェンダーを釣るし、バランスを計る。反対側にフェンダーが浮かんでいるのはそのためだ。
重量が同じぐらいで均整が取れているため、ポリッシャーをどの位置でも自由に止めて置ける。船体の後半部を行う場合はメインハリヤードに付け替える。
これで一日中重いポリッシャーを手で支える事もない。
裏番長がコンパウンドを塗り、そのあと僕がポリッシャーをかけて行く。

そして仕上げ後の状態。

反対側もこの通り。
ボトム部分は比較的きれいだったので裏番長がシリコンスプレーで塗擦仕上げしてくれた。

船籍港のステッカーも「東京」に貼りかえ、バッテリーの状態も良好だった。
登録を終えた船検証もしっかり収納した。

あとは今月中に浮かべてエンジンのかかり具合と調子を見るだけだ。


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# by TeamStella | 2012-03-21 15:17 | レース | Comments(0)

■Stella3 名入れと切なる願い。

ハルの点検補修もほぼ終了した。残るはゲルコートの塗布と塗装のみ。
久々に晴天となった3月11日にハーバーを訪れてStellaⅢの名入れを行う事にした。
船名が無ければただのARCHAMBAULT GRAND SURPRISE。
Stellaという名前を入れる事により、その船の命が生まれると言っていい大切な儀式だ。
これまで所有した全てのヨットにそうであったように自ら名前を入れる作業を行った。

裏番長もなんだかんだと言いながら立会い、その作業を手伝ってくれた。


午前いっぱいかけて終了した。

この先行うバフ掛けの為のコーティング剤や予備の舫いロープ、シート類も船内に積み込んだ。

2012.3.11、奇しくもこの日はTBCレースの第一戦。

ハーバーでレースから戻った皆さんと共に、午後2時46分、黙とうを捧げた。

2011.3.11、二度とこのような災害が起きない事を切に願いながら・・・・・

このハーバーも甚大な被害を受けた被災地なのだ。



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# by teamstella | 2012-03-11 19:36 | レース | Comments(0)

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